参戦レポート            写真と文:Goro

ライン

エピローグ
 今年も吉松の大会がやってきた。NPでも出場できる大会として去年、小川さんに連れていってもらい大変感銘を受けたので是非今年も参加すべく、井手さんをさそい話を進めていた。
しかし、小川さんの不参加の連絡を受け心細い布陣をしいられていたところ、江口さんが大会運営の術を学びに同行したいとのことで、付添人をお願いした。


11月17日(土) 大会1日目

 朝4時大村の自宅へ、江口さんが井手さんと到着。江口さんは3時出発とのこと。大村ICから高速に乗り吉松へ向かう。8月の矢岳の大会では3時間半で着いたので7時半の受付開始時間には間に合う計算だ。(実際はノンストップで3時間位で着くことがはっきりした。近いもんだ。)
 サービスエリアで若干の時間調整の後、ぴったり7時半に吉松町役場に到着。既に何人か受付開始している。ゼッケン番号と名前を告げると大会要領と記念品を手渡された。記念品は有田焼のマグカップでパラの絵が焼き込まれている。センスいいよ!
役場の隣の体育館前で開会式が始まる。
選手宣誓などもあったが、千々石カップとほぼ同じ様な式次第で進んでいく。

開会式が終わると荷物をトラックに山積みにし、選手及びスタッフは吉松町の名が書かれた小型バスに乗り込みテイクオフへ。
今日のエリアは上床に決まった。
上床は大野原と同じ、自衛隊演習場である。北向きのテイクオフで冬はいいところなのだが平時は入ってはいけないとのこと。大会期間中だけのエリアらしい。残念である。

バスを降りてしばらく登ってテイクオフへ。
しかし、風は東からのサイド。
ブリーフィングでは天気予報士の様な人が昼には北西に変わることを説明し、配られた弁当を食べたりグラハンしたりと皆時間をつぶした。

ファルフォーク斉藤さんが来ていた。前を向いてのグランドハンドリングは絶妙のコントロール!かっこいー。
ダミーで出てSATも見せる!

こちらはラ・ムエッテイの大門さん(?)。赤いシンバでダミーを試みるが、この時点では強風で出られなかった。
やっと風向きも変わり2時に
ゲートオープン!徐々に出始める。

赤いジャンパーの江口さん。選手の飛びを見守る。
手前はウインドラブ・吉満さん。松葉杖はバスケットでの怪我・・と言ってました。

井手さんが出た!ゼッケン66。
ぐんぐん上げるが今日のコンデションは安定せず、たまに高度を落としなかなか出られない。

そんな時僕の出番がきた。し、しかしテイクオフに失敗し強風に引きづられやり直し。「なんか絡んでる」とスタッフに言われよく見ると、先ほどリバースの状態で付けたアクセルがラインをまたいでいる。なんたる失態。

あせってセッテイングし直していると、江口さんがやってきて「井手さんはもうEランデイングに着いたぞ」なんて言うからよけい焦る。焦れば焦るほどミスはするもんだ。また後ろに並んでテイクオフすると「げっ!アクセルを付け忘れとる・・」。左側が先ほどはずしたときに付け忘れた様だ。右へ左へリッジを取りながら、アクセルワイアーをつかみ、一瞬の間で金具に付け・・・られない。難しい・・・。ひーひー言いながら何とか付け終えるが高度は全然上がってない。
このまま落ちるのか??大変焦りながら、左側の斜面でなんとか少しずつ上げてきたところでバリオに目を移すと、なんと高度をセットし忘れていた!まいった、今どのくらい上がったのかもわかりません。絶望の中で周りを見渡すと、佐世保の岩佐さんが!しばらくすると岩佐さんはEランデイングへ向かった。僕より30m位高い。そしてもう1機向かっていたがこれは20m位低い。「いっちゃえー!」先ほど取り付けたアクセルをグイと踏み込み、目をつぶりひたすら祈った。「ツリーランしませんように!」。Eランデイングはテイクオフと50m位しか高低差が無い谷越え1.3kmルート。僕の事前の計算では250m位あげないと心配であった。しかし、途中でリフトもありなんとか届いた。「はひっーよかった・・・」もつかの間、今度は高度処理を遠目にやりすぎでランデイングエリアに届かない。「ここまで来てアウトサイドかああ!」。悲痛な叫びをあげながらアクセル踏んでぎりぎりでゴール!虚脱。

1日目・夜の部
ここは、鶴丸温泉近くのゲートボール場のある公園。今日はここにキャンプです。ウエルカムパーテイーの会場が鶴丸温泉なのでとても便利だった。

この日は夜空が大変澄んでいて星が天井からぶらさがっているかのように見えた。そして獅子座流星群とやらが来ているらしく、トイレに起きた江口さんは感動しきりだった。
ウエルカムパーテイーはこんな名札が用意されていて懇親がはかりやすいよう工夫されている。 とにかくウインドラブの人材はバラエテイーに富んでいる。
異様な盛り上がり・・・
恒例のビンゴゲームでEDELテイーシャツをゲットし満足顔の私。
江口さんも刺身料理にご満悦だった。

他のクラブの方々とのおしゃべりも弾む。
ただ、小川さんがいてくれたらもっと多くの人とも話できたかも・・・小川さん忙しいもんね。


11月18日(日) 大会2日目

2日目も役場前から出発。
荷物はこんな感じでトラックに山積みされる。

この写真はポテトのミユキちゃんが撮ってくれたのだ!
もちろん大会にエントリーしてました!
今日も上床エリア。しかし風は昨日と同じにサイド。いやフォロー気味である。皆さんそれぞれの時間の過ごし方。
井手さんはお休み??
ファルフォークとラムエッテイは試乗機と小物を並べて営業に熱心だ。
写真はファルのEDEL・コロナハーネス。なかなかいいです。
風はなかなか良くならず2時にブリーフィングを行いゲートオープンされるが、皆、出るのを渋っていた。

前川さんが右に弱いがサーマルポイントを見つけ上げるも結局真下のメインランデイングに降りた。(左下写真の赤い機体)
その後、たった一人が上げきってEランデイングへ向かったが、後にも先にもこの人だけ!厳しい状況だった。
井手さんは今日も僕より先に出たがスタチンして後回しとなり、実際には僕の方が先に飛んだ。しかしぶっ飛びでメインランデイングへ。
そして、なんと井手さんは後回しにされたおかげで、ランデイングまであと20m位の上空でタイムオーバーとなり無得点の痛手!(でもメインランデイングはポイントが1点しかもらえないので順位に影響無し。ただ上空でタイムオーバーを告げられたのは悲しかったでしょう。ランデイング・ターゲットでじだんだ踏んだ。)
役場前での表彰式。知ってる顔では、Jリーグ出てる神野竹虎さんが3位、空豆の角町さんが4位、FWフラッパーズ佐賀の鶴丸さんが7位、九州山飛びの直美ちゃんが女子優勝、空豆の律っちゃんが2位・・と活躍されていました。 おっ!井手さんはなんと20位でトビ賞をゲットしました。井手さんはこの写真を撮ったときフラッシュがたかれなかったのをしきりに心配してました。
そして僕は18位と去年を上回る成績を残す事ができました。
大会成績
(1日目終了時点。2日は一人勝ちだったので皆順位が1つ落ちただけ)

11月19日(月) 3日目はフリーフライト

なんと月曜日も飛んでしまった。場所は魚野エリア。しかし、神野さんと那須さんも延長組みだった・・・

江口さんは2日間見物だったので頑張ったが、3本ともほとんどぶっ飛び。井手さんも同じ様な感じ。上げているのは地もとのうまい人と神野さんだけ。僕は2本目に目の前で神野さんが上げていった中、撃沈した悔しさで奮闘し、なんと+500mをゲット!満足の行くフライトでした。
(写真はEXCEL・江口さん)
今回も楽しい大会となり大変満足です。長崎フリーフライトの皆さんも、気張る必要ありません。1度是非参加して下さい。きっと得る物があります。

                          おしまい


ライン
inserted by FC2 system