今回の遠征は往路、復路ともにフェリーを使った旅でしたが皆さん、いかがだったでしょうか。フェリーを使うと運転手も含めてゆっくり休んだり酒が飲めること、(今回は高まる期待に盛り上がりすぎ、明朝 恐怖の二日酔いに苦しむ人もいましたが)、夜間だと宿泊代が節約できること、全員が一同に会せること、他のツーリスト達と同乗することで「旅にでている」との高揚感が増すことなど ただ陸路を車で走っているだけでは感じられないいろいろなメリットがあります。
今回も多くのバイクツーリング中のライダーが同乗していましたね。私も20年前の自分の姿を彼らの中に見る思いがしました。私の2度目の四国行きもフェリーを使ったバイクによるものでした。私の四国行きも今回で7度目でしたが、やっぱりフェリー 利用がゆっくりなっていいですね。

今回の四国行きはまさにラッキーセブンでしたね。9月21日のあの強風の時点で誰が明日の最高のフライトを予想できたでしょうか。また、フライト直前まで強風だったお陰で四国周辺の大気がクリーンになり、吾川からは滅多に見れない太平洋に突き出た室戸岬をはじめ、石槌山、瀬戸内海の島々などをフライトしながら一望できるなど貴重な体験もできました。もう2度とないことかもしれません。

吾川はエリア的にも最高のところでしたね。L.Dから見上げたT.Oのあの角度、急峻さはちょっと驚きでした。その割には広々とした第四T.O のクマザサの高台はテイクオフにプレッシャーを感じさせず、私は二日間で四度もトップランをしてしまいました。

 吾川の風もよかったですね。リッジ風やサーマルなど、今まで感じたことのない力強さを持っていました。いつまでも飛んでいられることの喜びをはじめて感じました。

  T.O の標高が高く、(約1,500m)雲底までの距離があまりないため、今の私の力では獲得高度も460mがやっとでした。それでも海抜2,000m近くの高空を飛んでいたことになるわけで、後から考えると凄いことですよね。雲仙の約2倍の高さですから。







獲得高度でいえば、今回の遠征では三日目の神南山南側のエリアで900m上げたのが最高でしたが五十崎神南山エリアもよかったですね。ここでもいつまでも飛んでいられるコンディションでしたがフェリーの時間が気になり、早めに降りざるを得なかったことが少し心残りです。それでも私は二番目に出て、最後まで空に留まっていましたからL.D で待つ皆さんにはヤキモキさせてしまいました。申し訳ありませんでした。


今回の遠征の計画立案、会計をしながら、実は私が一番楽しませてもらいました。会計そっちのけで飛ぶことに専念できた遠征でした。これもひとえに遠征のずいぶん前から沢山の情報を頂き、遠征の三日間ずっと付き添って現地を案内してくれた松山の野本さんのお陰だと感謝しています。野本さんのサポートがなかったら、これほど四国のフライトを満喫できなかったことでしょう。

遠征に参加したクラブの皆さんにもある程度満足してもらえたのではないかと思います。ご協力に感謝申し上げます。

  またみんなで楽しい遠征に出かけたいですね。

                                                       平成13年9月27                   井手 敦郎


inserted by FC2 system